実家へ帰省する際にチェックしておきたい危険な場所は?
こんにちは。山口です。
いよいよ 2019年を迎えましたね。本年もよろしくお付き合いくださいませ。
さて、年末年始はご実家で過ごされた方も多いと思います。
私も遠方の実家に帰省していましたが、掃除をしている時にあることに気づきました。
『親世代が掃除の時にサボりがちな危険な場所』
どこだかわかりますか?
次回の帰省の際にはみなさんにもぜひチェックしていただきたい場所ですよ。
危険な場所
今日は結論からお伝えします。
ご実家でチェックして欲しい危険な場所は…
コンセント廻りです!!!
特にテレビの裏側は、手が届きにくく、掃除しようにも重いテレビを動かさなくてはなりません。
そのひと手間がおっくうになってしまうのが、親世代なのです。
結果、テレビの裏側は埃だらけ、たくさんある配線と絡み合い、危険な状況に…
私は実際に実家の掃除をしていて、「ひゃーーーっ」と声を上げてしまいました。
見た目はきれいなのに、TVボードの裏側には電源コードが何本も絡み合い、埃が積もっていたのです!
この状態、汚いだけでなく、とてもとても危険なんです!
どうして危険なのか
埃で死ぬことはないのに、危険だなんて大袈裟だと思いましたか?
でも、決して大袈裟ではないのです。
トラッキング現象はご存知でしょうか?
トラッキング現象とは、火災の原因にもなる、恐ろしい現象です。
長い間、差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間にはホコリがたまりがち。
そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。
その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道をつくります。
やがてはそこから放電をおこし、発火。これがトラッキング現象です。
(中部電力HPより引用)
聞いたことはある方もいらっしゃると思います。
でも、私がトラッキング現象を恐れるのには理由があるのです。
新築の家が火災に
以前、ハウスメーカーのインテリアコーディネーターをしていた時に起こった事故。
それが『トラッキング現象による火災』でした。
まだ新築のお宅だったので、知らせを聞いた時には本当にびっくり!
気密性の高い家だったので、燃え広がることはなく、炭化したそうです…
埃の問題だけではなく、さまざまな要因が重なって最悪の結果に繋がってしまったのだと思いますが、改めて人ごとではないと実感されられました。
トラッキング現象が起こりやすいプラグ
ではどのようなプラグでトラッキング現象が起こりやすいかと言うと、
・洗面所や台所など、湿気が高く湯気や水滴が直接かかる位置にある電源プラグ
・異常に熱くなった電源プラグやテーブルタップ、コード
こんなプラグがあったら、次のように対策してください。
差し込んだままのプラグはこまめにチェックして、埃がたまらないように。
本来なら電源プラグは家具の裏側へ隠してしまいたいとことですが、親世代の場合は手がとどく場所に設置した方がプラグ掃除の手間がかからないですね。
「何かを移動しないと掃除できない」という状態はアクション数が多くなり、心の奥で面倒だと感じて、サボってしまう原因になります。
湿度が高いところにあるプラグは時々プラグを抜き、乾いた布で拭き取る。
「埃と水分がある=危険な状態」にならないように、水分をシャットアウトしましょう。
異常に熱くなったプラグは危険!コンセントタップは電気容量をオーバーしていないかチェック!
いわゆるタコ足配線や容量をオーバーしてOAタップを使用している場合、過電流が流れ、発熱して出火する恐れがあります。
また、コンセントへの差込数が少なくても、容量を超えると危険です。
新しいものに交換したり、差し込む場所を変えましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ご実家のコンセント廻りはスッキリ掃除されていますか?
「コンセント廻りなんて見たことない!」という方は、次に訪問される際にぜひチェックしてみてくださいね。
普段気づかないところに気づいてあげることも、親孝行だと思いますよ!